アジア地域の最新の脅威情報をもとに提供するセキュリティサービス

国内有数のホワイトハッカー企業である株式会社CEL(本社:東京都港区、代表取締役:中本 有哉、以下「CEL」)とアジア地域を代表するオフェンシブセキュリティ企業であるE-CQURITY PTE. LTD.(本社:シンガポール、Founder & CEO:Phuong D Nguyen、以下「ECQ」)は、日本市場に対してアジア地域の最新の脅威情報を元にしたサイバーセキュリティサービスを提供するために戦略的業務提携を締結したことをお知らせします。

PR times によるリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000103992.html

 

締結の背景

近年、サイバー攻撃の手法が高度化・複雑化する中、アジア地域を発信源とする新たな脅威が急増しています。日本企業においても、これらの脅威に対する効果的な対策が急務となっています。CELは国内でのホワイトハッカー事業を通じて培った技術力と、ECQのアジア地域における最新の脅威情報および独自のオフェンシブセキュリティ技術を融合させることで、日本企業に対してより包括的かつ先進的なサイバーセキュリティソリューションを提供することが可能になると判断し、今回の戦略的業務提携の締結に至りました。

 

今後の展望

本提携により、CELとECQは日本市場におけるサイバーセキュリティサービスの質及び量的向上と、アジア地域全体のサイバーセキュリティ強化に貢献することを目指します。今後は、両社の強みを最大限に活かしたサービスラインナップの拡充や、アジア太平洋地域全体へのサービス展開も視野に入れています。特に、OTセキュリティ分野においては、Society 5.0やスマートファクトリーの普及に伴う新たな脅威に対応するソリューションの開発に注力してまいります。

具体的なソリューションの一例として、ECQにて培われた先進的なSCADA/OTシミュレーションシステムを日本市場にて展開します。

 

先進的なOTシュミレーションシステム

これらのシミュレーションシステムはサーバーラック1台分の大きさでありながら、お客様の操業環境を仮想的に構築し、正確に再現することが可能です。このようなシミュレーションシステムを用意することで現実的に起こりえる脅威に対してのレジリエンス検証や、現場職員への具体的なセキュリティ教育の実施、最新の脅威情報にも基づく操業環境では実施できないサービス拒否(DoS)攻撃をベースとしたOTペネトレーションテストを実現します。

 

CELの代表取締役である中本有哉は次のようにコメントしています。
「ECQとの戦略的業務提携により、日本企業に対してアジア地域の最新脅威に対応した、より高度なサイバーセキュリティソリューションを提供できることを大変嬉しく思います。特にOTセキュリティ分野では、両社の専門知識を結集することで、製造業や重要インフラ事業者の方々により安全で信頼性の高いサービスを提供できると確信しています。この提携を通じて、日本企業のサイバーレジリエンス向上に貢献してまいります。」

 

ECQのFounder & CEOであるPhuong D Nguyenは次のようにコメントしています。

「私たちは、CELと提携し、日本市場にトップクラスの攻撃型セキュリティ能力を提供できることを嬉しく思います。数々のCTF(Capture-the-Flag)やpwn2ownコンペティションで優勝している私たちのチームは、高度なレッドチーミングやAPTシミュレーション、侵害評価を得意としています。私たちの徹底的な脆弱性調査と評価スキルは、アジア地域のAPTグループからの高度な脅威をプロアクティブに探索する支援であり、アジア圏で独自の地位を確立しています。私たちとCELの持つIT/OTセキュリティと高度な脅威ハントにおける比類なき専門知識、CELとともに日本のサイバーセキュリティ体制の強化を目指します。」

 

CELとECQは、本提携を通じて日本企業のサイバーセキュリティ対策の高度化を支援し、安全なデジタル社会の実現に向けて取り組んでまいります。